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TOP医学生実習>研修医の大学時代の話

研修医の大学時代の話
■研修医の大学時代のお話 井上 裕次郎

私は医学部に入り、ずっと悩んできました。それは「どうしたら自分が目指す理想的な医師になれるか」ということでした。人によってそのイメージは当然違います。私の場合はもともと自分の身近な人間を純粋に守りたくて、医師を目指しました。 大切なヒトを他人任せにしたくなかった。年齢を重ねるにつれ、医師の仕事が社会的な意義があり、やりがいのあるいい仕事だと学び、「どうしたら自分が目指す理想的な医師になれるか」という問いが「どうしたら患者さんが望む理想的な医師になれるか」に変化していきました。そういった中で、ただ、学校の勉強だけを一生懸命すれば、いい医師になれるのか?という疑問がわいてきました。いい成績を取れば、学校では当然、評価される。実際はそういうところしか、客観的に評価できないから当然ですね。 医学部は高校までの成績優秀者の集まりだから、 学校の成績こそ全てみたいな価値観が占める気がしました。そして、その空気感を素直に受け入れられない自分がいつも頭の片隅にいました。少し、違うのではないか?確かに、知識・技術がない医師は使えない。だから、勉強に励むことは将来医師となる医学生にとって、当然必要だし、素晴らしいことである。 でも、現在、取り上げられる医療問題、たとえば、医療不信、ドクハラ、医療制度では 医師の技術や知識が焦点となることは思った以上に少ない。だから、患者さんにとって、いい医師になりたいと望む僕は学校で習い、評価されることで医学生として勝負することにやる気がでませんでした。 そこから、学校の勉強はこなしながら、どんな医師が患者さんにとって、いい医師で、どうすれば、そうなれるかを日々模索する学生生活になりました。色んな人と知り合い、自分とは違った様々な角度からの考えを知り、自分を成長させようと日本国中を飛び回る学生生活となりました。

だからといって、医学部を卒業し、国家試験に合格し、今、研修医生活をする中で自分に対する命題「どうしたら自分が目指す理想的な医師になれるか」の答えが見つかったわけではなく、未だ模索している毎日です。学生生活でもっと勉強しておけばよかったと思うこともあります。それでも自分としては満足できる学生生活だったと感じています。なぜなら、自分なりの、その時、その時の命題に対する答えは持てていたからです。この感覚の根底にあるのは「どうしたら自分が目指す理想的な医師になれるか」という問いにアプローチし続けたことだと感じています。そのことが日々の生活の優先順位を規定し、後悔の少ない充実した学生生活に繋がっていました。そして、それと同様にハードだといわれる研修医の日々もなんとか充実して過ごせています。もちろん、学生生活に比べて研修医の生活は楽なことや楽しいことばかりではありません。そういった中でいつも前向きに医師としてやっていけるのは自分が目指す理想的な医師を考えることを通して、自分が何のために医師をやっているかということを心の奥底にいつも持っているからだと思っています。

これを読んでいるみなさんはどんな学生活を過ごしてもかまいませんし、学生生活に答えはないでしょう。ただ、自分が何故医師になりたくて、何のために医師になるのかを考える時間を少しだけ持ってください。そうすれば、学生生活も、医師になってからもきっと充実した毎日が待っているのではないでしょうか。医学部の生活は6年間で普通の学部より2年長いですが、あっという間に感じます。その6年間をどのように過ごすかはみなさんの自由です。みなさんが充実した学生生活を過ごしていけるようお祈り申し上げて、初期研修医からの言葉を終わらせていただきます。読んでいただきありがとうございました。

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